エンタメというよりは彫刻的だったり、芸術的なもの。(インタビュー : 山口大地 『RIGHT NOW』)

日時:2018.05.17
取材:小林新、撮影:リチャード、編集:山口大地

山口大地、小林新

2018年5月19、20日にONOONO第二回公演『RIGHT NOW』が開催される。今回からメンバーとして出演する山口大地。そんな彼自身や『RIGHT NOW』について話しを聞いて見る。

個人的には、僕のダンスストーリーの中で違う場所で出会って仲良くしてた人たちが集まってる。

山口大地

–では自己紹介をおねがいします。

山口大地:どうも、山口大地です。25歳です。エンジニアをしつつダンサーをしています。最近はコンテンポラリーダンサーとして活動中です。

–ありがとう。じゃあ、次に生い立ちを教えてください。

山口大地:生まれも育ちもハマっ子です。小さい頃は、空手とサッカーをずっとやっていました。他にも気づいたら親が申し込んできた習い事をやり、毎日なにかを習っていました。なので、あまり友達と遊ばない子供だったので、未だに友達とどうやって遊んだらいいかよくわかってないです(笑)。

–そんな子供だったんだね。そこからダンスをはじめたきかっけは?

山口大地:きっかけは中学2年生の冬でした。中学生になり、そのままサッカー部に所属してたのだけど、なんか自分にしっくりきてなかったんだよね。なにか面白みを感じてなかった中学2年生の時に、たまたま兄がYouTubeで見ていたダンス動画を覗き見た瞬間に、「これだ!」って感じたのがきっかけ。初めて自分がやりたいと思える事が見つかった瞬間だった。すぐさまダンス動画を漁って、友達にもダンスの話をして一緒に真似したりしてた。高校受験もダンス部があるところを選んで受験したって感じです。

–すごいね、中学生で自分のやりたい事を見つけて受験も成功させたわけだ。

山口大地:そう、生まれて初めて自ら目標を掲げて成功させたんです。実際にその高校に行ってダンス部に入り、仲間や顧問といろんな経験が出来て、本当に良かった。

–いい高校生活を送ってたみたいだね。その時からリチャードとかと友達だったんだっけ?

山口大地:そうそう、高校2年生の夏かな。東京で受けてたレッスンで知り合った友達が練習会に誘ってくれて、横浜で一緒にダンスしていたメンバーを誘って参加した時に、リチャードとそうきと知り合った。その後大学生になる時に横浜のダンスコンテストで凱と知り合ったし、横須賀にある練習場所でよっしーさんと知り合って仲良くなり、コンテストまで出た。あらたとは、ナンバーで知り合ったよね。今回のONOONOのメンバーって個人的には、僕のダンスストーリーの中で違う場所で出会って仲良くしてた人たちが集まってる感じがあってすごく良い。

–最終回みたいな話だね(笑)。でも、本当はここからだね。

山口大地:うん、ここからがスタートだと思ってる。

あの時、悔しかったんだけど、裏方にも興味があったから当日の裏方をやって公演の裏側を知ることができた。

山口大地

–今回のONOONO公演『RIGHT NOW』について思うことは?

山口大地:前回出れなかったので、「やっと出れる!」という感じです。日吉であらたと団体を作って自主公演をやろうって言い出して始まったのに、メンバー集まってきたぐらいから、仕事の都合ですぐに出れなくなってしまった。あれは本当悔しかったね(笑)。

–急に出れなくなったって言われたんだけど、それでもずっと説得してた(笑)。あの時バイト中に掃除機かけながら説得の電話をしてたんだよ。おかげで先輩に怒られた(笑)。

山口大地:申し訳ないです(笑)。

–前回出れなくなって実際どういう心境だったの?

山口大地:あの時、悔しかったんだけど、裏方にも興味があったから当日の裏方をやって公演の裏側を知ることができたからそんなに悔いはないんだよね。あの経験を経て、裏方ってすごく重要な仕事だし、すごく楽しいものだと実感した。

–じゃあ、裏方に徹したのもある意味挑戦ではあったんだね。公演当日とか、ペンライトでミラーボールに照明当てたり、会場設営から受付スタッフ、キュー出しとかいろいろやってくれたよね。

山口大地:そう、初めての裏方に挑戦した。あれは楽しかった。あの裏方を通して見えるものがあって、いい経験でした。

山口大地

–それは良かった。ちなみに、客観的な立場から見た第一回公演はどう映った?

山口大地:純粋に、みんなすごく頑張ったなって思いました。各々との関係が一番長い付き合いのは多分僕で、割とみんなのこれまでを知っているからこそ、前回の公演で披露していたものがすごく挑戦的に見えたし、面白かった。更に一歩出た内容になっていたなと。もちろん反省点はあるけどね(笑)。

–そうだね、前回の反省を活かしたいね(笑)。前回のその見た感じを踏まえて第二回公演のONOONOはどう?

山口大地:思考の時間をどんどん有効的に使って、より面白いものでありクオリティの高いものにしたい。あとは、関わるメンバーの数が増え、みんな仕事していて進行管理が難しいので、うまくやっていきたいと思ってます。

自分自身の目指しているスタイルが、エンタメというよりは彫刻的だったり、芸術的なもの。

小林新、山口大地

–どんな山口大地を見てもらいたいですか?

山口大地:僕が特に見てもらいたいのは、「表現という部分をどう体現しているか」と言う所。自分の捉え方を純心な気持ちで表に出すのが今回の目標。これまでのダンスショーでは、ある意味見る側に寄せてしまいインスタントなものになっていてたので、本当に目指したいのは、何年経っても「ああこれよかったな。」っていう芸術的で面白い作品を作りたいと思っている。

–作品作りについて芸術的なものとして捉えているよね。個人的に創作面で、こうしていきたいという意気込みとかある?

山口大地:今はすごくある。自分自身の目指しているスタイルが、エンタメというよりは彫刻的だったり、芸術的なもの。表現内容を踊りという立体的な表現を用いて舞台上で表したい。あとは無駄なものをそぎ落として美しいものを作りたい。究極をいうと、踊らない作品。踊ろうとして踊らない作品が作りたい。そういう軸を持って山口大地なりの創作物をどんどん出していきたいです。

–最後にみなさんへメッセージをどうぞ。

山口大地:『RIGHT NOW』では、更にパワーアップしたONOONOを皆さんにお届けできる自信があります。普段はダンスとか舞台とか観た事ないっていう方に、「舞台芸術って面白いなー。」と、少しでも思ってもらえるように頑張りますので、是非劇場でお会いしましょう!最後までありがとうございました!