僕のあだ名は「悪魔」だったらしいです。(インタビュー : 金子佳史 『RIGHT NOW』)

日時:2018.04.22
取材:小林新、編集・撮影:リチャード、山口大地

金子佳史、小林新

2017年9月にONOONO第一回公演の演者として参加し、強烈な存在感と肉体美でお客さんの心を掴んだ金子佳史。そんな彼に『第一回公演を終えて。』という話を聞いて見る。

当時父兄の方々からの僕のあだ名は「悪魔」だったらしいです。

金子佳史

–今回よっしーさんの鋭い強烈なキャラが印象的でしたが、どのようにしてそのキャラが形成されたのか、是非生い立ちからきかせてください。

金子佳史:実は幼稚園くらいまでは今と真逆で、あまり活発ではなく内気というか「我慢、我慢、我慢、、」ってつぶやきながら大人しくしているような子供だったんですよね。ただ小学生になった途端それまで抑えられていたものが全て解放されたように、問題児としてぶっちぎっていました。

あまりに問題児すぎて、一度クラスで僕をコの字型で囲んで、各々のクラスメイトが僕にやられたことを発表していくというイベントもありました。ちなみに大学に入ってから知ったんですけど当時父兄の方々からの僕のあだ名は「悪魔」だったらしいです。

–デビルくんだったわけですね。ちなみにダンスに出会ったのはいつからだったのでしょうか。

金子佳史:中学高校には小学生から比べるとだいぶ落ち着いて、水泳部の部長を務めていたんですけど、高1の時にダンスを始めるきっかけがありました。 それが実は田原俊彦なんですよね。 実際に彼のダンスを観たというわけではなくて、テレビのインタビューで田原俊彦がムーンウォークについて受け答えしているのを見て、「日本人にもムーンウォークできるんだ!」って思ったのがダンスを始めたきっかけになるんですよね。

そこからはネットなどで情報収集して学んでいたのですが、当時はネットに丁寧なレクチャー動画などはあまりなくて、ほぼ活字で説明されたものを読み込みながら練習していました。 だから自分の中でこうだと思っていたものが実際は全然違ったっていうのもざらでしたね。 そこからは色んな方のレッスンに通ったんですけど、OBAさん(小畑大左衛門)との出会いが自分のダンス人生の軸を作ったと思います。レッスンでjazzの要素を取り入れることがあって、それをきっかけにjazz系のレッスンにも行くようになりましたね。

これは自分が大事にしている事なんですけど、憧れの人がいた時にその人自身を真似るのではなくて、その人が何を見てきたかってところに焦点を当てて、より根本的な部分から学ぶようにしていますね。

とにかくやってみることの大事さを感じましたね。

金子佳史、小林新

–今回の第一回公演を終えてみてどうでしたか?

金子佳史:意外と新しいものを取り入れる時の拒否反応とかはなくて、終わってみて思ったのは自分が今までやってきたことをより研ぎ澄まして表現した公演だったなぁというイメージでしたね。 まあ実際取り組むとなると必死ではありましたけど(笑)。 あと、とにかくやってみることの大事さを感じましたね。好評だったスマホの光のパフォーマンスでは、最初あらたが顔にスマホの光当てて「これいいんじゃない?」って言ってきた時「これは無いかなぁ」って思ってましたからね(笑)。しかしやってみたらとても良いものになりました。

–一番のお気に入りのコンテンツは何でしょうか?

金子佳史:スローモーションですね。この公演の目的の部分を達成できたかなぁと。お客さんにも伝わりやすくて、自分たちも楽しめているという。

コンテンポラリーもできて良かったですね。自分が今までずっとやりたかったことができたって感じです。 クラブイベントの雰囲気では中々できることではなくて、何ならもうソロ公演をやるしかないかなぁとも思っていましたから。

途切れていない表現に美しさを見出したい。

金子佳史

–今後やりたいことはありますか?

金子佳史:もっと会話してる要素ができたらいいですね。具体化できているわけでは無いんですがコミュニケーションというか途切れていない表現に美しさを見出したいですね。おそらく新しいジャンルになると思います。

–それでは最後にメッセージをお願いします。

金子佳史:今回のRight Nowは、僕らの遊びの究極の形です。 つまり、僕らもお客さんもやっちゃいけないことがないんです。その新しい感覚を一緒に体験していただきたいと思います!