やりたいと思った瞬間に全力でやらないと本当に人生勿体無いな。(インタビュー : 伊勢昌太郎 『RIGHT NOW』)

日時:2018.04.01
取材:小林新、編集・撮影:山口大地

リチャード、小林新

2017年9月にONOONO第一回公演の演者として参加し、いろんな表情を印象強く残した伊勢昌太郎(以下、リチャード)に『第一回公演を終えて。』という話を聞いて見る。

あの本番の2日間は夢だったかのような…そんな感覚です。

リチャード

–ONOONO第一回公演を終えての率直な感想を教えてください。

リチャード:なんだか現実感がないですね!なんというかあの本番の2日間は夢だったかのような…そんな感覚です。特にあの本番前の待機の時間とか裏の狭い階段で何もせず30分間じっとしていた時の空気感というか、非現実感が凄かったです(笑)。

–皆ビクともしませんでしたもんね、よっしーさんなんて普通に寝てましたし。

リチャード:あらたくんも寝てましたよ。とにかく今まで経験できなかったことのオンパレードでとてつもない時間を過ごせたなと身にしみております。

あらた君やそうき君など、ここら辺のメンバーと何かをやること自体がワクワクそのものすぎて断る理由がないですよね(笑)。

リチャード、小林新

–そもそも今回ONOONOに参加してくれたきっかけは何だったのでしょうか。

リチャード:きっかけというか、そもそも最初は照明とかサポートの役割でのお声がけだったのが色々あって、気付いたらがっつり参加してたっていう流れでして(笑)。照明とか音響も込みで打ち合わせするからと練習場所に行ったらその場で説得されました。ただどちらにしろあらた君やそうき君など、ここら辺のメンバーと何かをやること自体がワクワクそのものすぎて断る理由がないですよね(笑)。あとはよっしーさんの存在でした。

–今回リチャードはよっしーさんと初対面でしたね。

リチャード:そうなんです。高校生の時から認知はさせて頂いていたのですが、当時からもう凄いというか異質な人って印象で、でもイベントなどで一緒になる機会もなく8年程時が経ってついに一緒に踊れる!という相当個人的なワクワクがありました。だからもう総じて言えば結局人でしたね。今までやってきた仲間、そしてさらにずっとやばいと思っていた人がいるのはもう、決めてどころではなかったですね!ダンスを通して自分を表現する楽しさを知りましたね(笑)。

ほぼ毎日放課後に教室を借りて仲間と夜遅くまで踊っていましたね。

–そんなリチャードさんの幼少期についてお聞かせください。

リチャード:幼少期自体はめっちゃ元気なサッカー小僧でした。自分のファインプレーを親の前ずっと再現とかしてましたね(笑)。ただ自分の中でターニングポイントというか、後悔的な部分なのは小4くらいからなんですよ。この中学受験勉強開始の時期くらいから勉強の時間の合間を縫ってサッカーをするようになって、そしてそのまま中学でもサッカー部に入って、でも自分の中で何となく『今までサッカーやってたから』ってだけだったんですよ。自分の根本的な欲求に向き合っていなかったと言いますかね。 例えば、絵が好き、パズルが好き、そういうちょっとした自分の好きなことにもっと向き合えていたら、もっと可能性は広がっていたのかな、というどうしようもない後悔ですね(笑)。自分に素直にってすごい素晴らしいことだと思うので子供の時からもっと色々気づいていたかったですね。

–でもそういう環境から気付いていけるのも大事ですよね。実際気付けたってことだと思いますがもしかしてそれがダンスとの出会いだったりするのですか?

リチャード:まさしくその通りですね!中3の時にマイケルジャクソンのムーンウォークに影響を受けたのが全ての始まりです。ベタ中のベタですが(笑)。最初はダンスというより小ネタでやり始めたのですけど、そこからどんどん小ネタのレパートリーが増えていき、気付いたらレッスンに通っていました。 完全に病みつきになって、ダンス部等はなかったのですがほぼ毎日放課後に教室を借りて仲間と夜遅くまで踊っていましたね。そこで自分を表現する楽しさを知ったのが本当に大きかったです。それまで悶々としたものが、そこで解放された感じがします。

–大学に入ってからはさらに可能性が広がったと思いますがダンスへの向き合い方に変化などはありましたか?

リチャード:大きくは変わってないですね。勿論サークルなど、環境自体は変わりましたけど、ダンスを通して自分をいかに表現するかという根本的な姿勢自体は高校の時から変わっていなかったですね。ただそういう風に考えている人たちとより繋がれるようになったのは学生のコミュニティ力ならではだと思いますね。とても良い環境でした。実際あらたくんともそうして出会ったようなものですしね。しかもそうして培った関係性でこうして社会人になっても表現に取り組めているのは本当に素晴らしいと思います。

本来一瞬で終わってしまう瞬間に情報を詰め込んだり逆に何も詰め込まなかったり。

リチャード

–今回の公演で印象に残っている演目はありますか?

リチャード:やはりスローモーションですかね。最初はファミレスであらたくんと全編スローモーションの短編をiPhoneで見てるときに、スローやってみようってなったのがきっかけでした。スローモーションの何が面白いって本来はやっぱ映像上でしかありえない表現なんですよね。本来一瞬で終わってしまう瞬間に情報を詰め込んだり逆に何も詰め込まなかったり。そういう現実世界ではありえないものを表現する楽しさとワクワク感、そして実際それが再現できた時の喜びや充実感まで全てが楽しかったです。できれば普通にお客さんとしても自分たちの演目を見たかったです(笑)。

–実際スローモーションネタの時のリチャード君の表情がとても良かったって声もありましたね。

リチャード:結構自分的には頑張りましたね。今まで表情の見せ方を本格的なパフォーマンスとして意識したことがありませんでしたし、しかもそれがメインの表現となるとプレッシャーも相当でしたから。お客さん全員が僕の表情のみに注目するという時間があるってなったらそりゃあ頑張りますよ。本当にチャレンジまみれの公演でした(笑)。

やりたいと思った瞬間に全力でやらないと本当に人生勿体無いなとしか考えられなくなってるんですよね。

リチャード、小林新

–今回リチャード君の熱量が凄かったなというところだったんです。どちらかというとクールなイメージが強かったので。実際学生時代から何か心境の変化などはあったのでしょうか。

リチャード:本当にベタなのですが仕事をするようになって、自分の時間の過ごし方の熱量がえげつないくらい上がったのがあると思います。最近はコブラでしたり、映像でしたりそもそも今までやってこなかったことにのめり込むことが増えてきてまして、やりたいと思った瞬間に全力でやらないと本当に人生勿体無いなとしか考えられなくなってるんですよね。あとは単純に社会人になって組織の一員としてという場が増えている中で、こうしてフューチャーされるのはうれしいというのもあります。

–それでは最後にメッセージをお願いします。

リチャード:ONOONOはダンサー以外の人にも楽しんでもらえるようにというのが一つテーマとしてもあるので、これを見てくれたダンサーの知り合いは是非ダンサー以外の方を誘って見に来てほしいです!本当にありがとうございました。